初級編の第2回目です。
前回は、日本円から米ドルに換金する、若しくは旅行する事例をご紹介しました。
今回は、外国の方が日本に旅行する、日本企業が作った製品を海外で販売する考え方です。そこまで大げさでなくとも、単純に1ドル120円時に「10,000ドル」を購入したと仮定してみましょう!
1ドル:120円⇒1,200,000円(この時期にドルを購入)
1ドル: 80円⇒ 800,000円(ドル安=円高)
1ドル:150円⇒1,500,000円(ドル高=円安)となります。
上記の例で1ドル120円の時に10,000ドルを購入したとしましょう。(約120万円)
その後、1ドル150円時に換金すれば150万円となり30万円増えることになります。
逆に1ドル80円時に換金すると80万円となり40万円も損をします。
(80円時にドルを買って、150円時に日本円に換金したら、おおむね倍ですね!)
こんなことを考えてみると、通貨を分散や外貨を保有していることでリスクが全くない訳ではないにしろ、円安時の優位性がご理解いただけると思います。今後の世界情勢を考慮し、安定や成長を考えるなら、通貨を分散し基軸通貨である米ドルを備えておくと有利かも知れません。
※為替には(米ドルを円に、円をドルに換金する場合)一定の手数料が必要となります。
また、為替による利益につきましては課税対象となるため、税務処理については税理士や所轄の税務署にお問い合わせください。